
警備員に転職したいのであれば、ポイントを押さえた志望動機が必要不可欠になります。とくに、仕事への意欲やスキルを伝えることは重要なポイントです。そこでこの記事では、志望動機のアピールポイントや評価される表現、作成する際の注意点について解説します。この記事の内容を参考に、後悔しない警備員への転職活動にお役立てください。
志望動機でアピールしたい3つのポイント
警備員の志望動機を作成する際には、好印象を与えるポイントを押さえた内容が求められます。とくに、以下の3つのポイントを意識することで説得力が高まり、採用の可能性が高くなるでしょう。社会貢献への意欲をアピールする
警備員の仕事は、事故や事件を未然に防ぎ、人々の安全を守る社会的意義の高い仕事です。そのため、志望動機では「安全を守りたい」「地域社会に貢献したい」といった意欲が伝わる内容が求められます。具体的には、過去に地域活動などで人の役に立った経験を挙げると前向きな姿勢が評価されやすくなるでしょう。また、警備員の面接では使命感や責任感を重視される傾向にあるため、仕事へのモチベーションや社会貢献に対する熱意を強調することで、採用担当者に好印象を与えられます。
体力や健康面の強みを強調する
警備員の仕事には長時間の立ち仕事や夜間勤務、炎天下での屋外作業などがあるため、体力があるに越したことはありません。そのため、アピールポイントとして体力や健康管理を強調するのは有効な手段となります。具体的には、学生時代に情熱を注いだ運動部の経験や、日常的に体を鍛えていることをアピールすると熱意や説得力が増すことでしょう。また、健康管理に関するアピールは、業務を長期間継続できる人材であることを示し、採用担当者に信頼感を与えます。
コミュニケーション能力を活かせることを示す
警備員は警備業務ばかりではなく、関係者や施設利用者、一緒に働く警備スタッフとの円滑なコミュニケーションが求められる職業でもあります。また、トラブル時には冷静に対応し、適切に行動する能力が求められることも警備職の特徴です。警備員の志望動機では、そのため、過去の接客業などの活動経験を挙げ、コミュニケーション能力をアピールすることも採用確率を高める要因となります。
評価されやすい有効な表現は?例文を紹介!
効果的な志望動機を作成するには、業務内容に合致した表現を用いることが重要です。ここでは、評価されやすい有効な表現を織り交ぜた例文を紹介します。社会貢献と体力をアピールした志望動機
【例文】貴社の『安全第一』の理念に共感し、警備員として地域の安全を守りたいという思いから応募いたしました。学生時代のサッカー部で培った体力を活かし、長時間の立ち仕事にも対応できます。警備員は未経験ですが、できるだけ早くスキルを習得し、人々の安心に貢献したいと考えております。
【ポイント】
未経験者の場合、社会貢献の気持ちと必要な体力、仕事に対する意欲を強調することが大切です。また、企業の理念に触れることで、この会社に入りたいという強い意志も示せます。履歴書や面接が不要の会社であっても、このような志望動機を伝えることにより、担当者に好印象を与えることが可能です。
過去の経験を活かした志望動機
【例文】施設警備の経験を活かし、さまざまな警備業務に挑戦したいと考え応募いたしました。現金輸送の現場で培った観察力と責任感を活かし、人々の安全を守ることで、警備の仕事にやりがいを見出したい気持ちから強く志望いたします。また、将来的には警備業務検定を取得し、専門性を高めたいと考えております。
【ポイント】
経験者の場合、過去の業務経験やスキルを記載し、キャリアの継続性をアピールすることが重要です。また、資格取得の意欲を加えることで、警備業界での成長意欲も伝えられます。履歴書や面接不要の会社であっても、過去の経験を示すことは採用確率を高める要素となります。
将来のビジョンを明確にした志望動機
【例文】貴社の充実した研修制度に魅力を感じ、警備員としてスキルアップしたい思いから応募いたしました。
交通誘導の経験を活かし、将来的には班長としてチームを牽引したい所存です。また、貴社が掲げる地域密着の姿勢に共感したことから、わたくしも地域住民の安全を守る一員になりたいと考えております。
【ポイント】
キャリアアップを目指す場合、将来の目標や会社に対する貢献意欲を明確にすることが大切です。また、志望する会社の特徴を取り入れることで、志望動機が具体的になります。履歴書や面接が不要の会社であっても、将来のビジョンを伝えことで強い熱意が伝わります。
志望動機を書く際の注意点とは
警備員の仕事は信頼性が求められることから、適切な内容で意欲を伝える必要があります。ここでは志望動機を書く際の注意点を紹介します。待遇面を強調した志望動機は避ける
「給料がよいから」「家から近いから」といった待遇面を前面に出した志望動機は避けるのが望ましいでしょう。これらは本音であったとしても、仕事への意欲が伝わりにくく、採用担当者に「他社でもよいのでは?」という印象を与える可能性が高くなってしまいます。待遇面を挙げる際には「自宅が近いため、さまざまなシフトに柔軟性をもって対応できる」などポジティブな表現に変換すると好印象になります。
在籍していた職場の情報を記載しない
警備員は守秘義務の遵守が絶対的な職業です。そのため、過去の経験をアピールする際に、過去に在籍していた勤務先の具体的な業務内容や顧客情報といった情報を記載するのはご法度となります。これをやってしまうと「うちの会社に入っても同じことをやるんだろうな」と思われ、信用できない人物だとみなされます。
代わりに、過去の勤務先で取得した資格や汎用できるスキルを強調することで、警備員としてのプロ意識をアピールしましょう。履歴書や面接不要の会社であっても、信用を損なわない行動や言動を心がけることが大切です。
漠然とした表現を避ける
「人の役に立ちたい」のような漠然とした志望動機は、意欲が伝わりにくいため避けるべきでしょう。具体的な経験やエピソード、警備員の職務にどう貢献できるか具体性をもたせて記載することが重要です。たとえば「イベントで警備員の冷静な対応に感銘を受けた」といった経験をもとに意欲をアピールすると説得力が増します。